BitLockerで暗号化されたUSBまたはポータブルハードディスクをMacに挿入すると、以下の警告メッセージが表示されます。
「接続したディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」
この時、このメッセージを無視して又は挿入したディスクをフォーマットしてもいいです。どちらを選択しても、この暗号化されたディスクはMacで正常に読み取れません。どのようにMacでBitLocker暗号化USBまたはポータブルハードディスクを開くことができますか？以下の資料をご参照ください。
BitLockerは、Windowsに固有のディスク暗号化技術です。 デバイスが紛失した時に、ファイル内容が他の人に見られないように、ストレージデバイスのハードウェアを暗号化することができる。こういうデバイスはコンピューターハードディスク、ポータブルハードディスク、USB及び他のストレージデバイスを含めています。
したがって、多くの人がWindowsでBitLockerを使用してストレージデバイス内のデータを保護しています。特に、使用しているノートパソコン、ポータブルハードディスクは出張で持ち出されることが多く、個人データなど、他人に見てはいけないものも入れています。
BitLockerは普段目に見える使い道はないですが、BitLockerが対応するのは万が一の時です。この万が一の時に、デバイス内のデータが非許可で見られるのを防ぐことができます。BitLockerを有効にしますが、機能する日を望んでいません。
上記で述べたように、BitLockerはWindowsシステムで動作する暗号化技術であり、ロイヤリティ保護を受けています。この技術はマイクロソフトが授権したメーカーしか使えません。これまでのところ、アップルはBitLockerのロイヤリティライセンスを購入していないので、MacではBitLockerで暗号化されたストレージデバイスを直接開くことはできません。
もしMacでBitLocker暗号化USBまたはポータブルハードディスクを読み取りたいなら、どうすればいいですか？この作業を行うには、いくつかの特殊なソフトが必要です。現在、二つの異なる案があります。
実際に、BitLockerディスクがMacに接続された後、macOSシステム内部ではこのデバイスを認識できますが、中身を読み取り又は書き込みすることはできません。BitLocker暗号化ディスクを開くには、第三者のライブラリ又は専用のソフトをインストールする必要があります。ここでは、例としてUUByte BitLocker Geekerを取り上げます。
ステップ１：本サイトからUUByte BitLocker Geekerのインストーラーをダウンロードして、画面の指示に従ってこのソフトをMacにインストールします。完了した後、【システム設定-> プライバシー】オプションで、すべてのディスクデバイスにアクセスできるように、Full Disk Access権限をBitLocker Geekerに付与します。
ステップ２：BitLocker暗号化ディスクを挿入して、表示される警告ポップアップの【無視】をクリックします。
ステップ３：BitLocker Geerソフトを開いて、5秒待つと、ソフト画面にBitLockerディスク（アイコンにはロックがあります。）が表示されます。 そうでない場合は、【Refresh】をクリックしてください。
ステップ４：BitLockerディスクをダブルクリックします。表示される画面で、BitLockerロック解除パスワードを入力して、【Mount】をクリックします。
ステップ５：約１分待つと、暗号化ディスク中のファイル／フォルダが見えるようになります。その後、中のファイルを開いたり、コピーしたり、編集したり、移動したりできます。
BitLockerディスクを挿入するたびに、上記の手順を繰り返す必要があります。幸いなことに、全過程は複雑ではなく、時間もかかりません。
有料ソフトを使用したくない場合は、もう一つのBitLocker暗号化ディスクを開く間接的な方法があります。それは、MacにWindowsまたはWindows仮想マシンをインストールすることです。
Boot CampでWindowsをインストール：直接にアップルの公式Boot Campアシスタントを使ってWindowsをローカルハードディスクにインストールすることができます。インストールが完了したら、起動時にWindowsを選択して、BitLockerを挿入してロックを解除します。開始する前に、マイクロソフトの公式サイトからWindows 10 ISOファイルをダウンロードする必要があります。具体的な手順は、公式チュートリアルをご参照ください。
注意が必要なのは、Macに十分な空きディスク空間（50 GB以上）があることを確保することです。そうでない場合、インストールが失敗します。
仮想マシンでWindowsをインストール：Boot Campに比べて、仮想マシンでWindowsをインストールすることはより安全で、時間もかからず、Windowsを使用する時にもMacを再起動する必要がありません。以下はMacで最も人気のある三つの仮想マシン管理ソフト及びWindows仮想マシンを作成するチュートリアルです。
Parallels Desktop（有料）: https://www.parallels.com/jp/products/desktop/
VirtualBox （有料）: https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
VMware Fusion （個人版無料）: https://www.vmware.com/jp/products/fusion.html
Windows仮想マシンの作成が完了したら、設定でUSBオプションをオンにする必要があります。 USBデバイスがMacに接続された後、仮想マシン管理ソフトが自動的に認識し、Windows仮想マシンでのUSBデバイスの読み取りと書き込みができようになりました。
BitLockerディスクを挿入するたびに、警告メッセージを見たくない場合は、Macで直接にBitLockerパスワードを解除することができます。
まず、MacでWindows仮想マシンを作成します。すでに上で述べたので、ここでは繰り返しません。
Windows仮想マシンを実行して、BitLockerディスクが認識されたら、Windowsは自動的にパスワードプロンプトボックスを表示し、BitLockerデバイスにアクセスするためのパスワードの入力を求めます。
BitLockerデバイスのロックが解除された後、コントロールパネルを開いて、【BitLockerドライブ暗号化】を見つけて、対応するデバイスを選択して、【ドライブのロック解除】をクリックします。
BitLockerパスワードを入力します。もう一度ドライブリストに戻って、【BitLockerをオフにする】を見つけてクリックします。 ポップアップウィンドウで【BitLockerをオフにする】をクリックして、復号化が完了するまで待ちます。
以上は、MacでBitLockerディスクを開く方法に関するチュートリアルです。 以上の2つの方法は、テストデバイスで検証済みです。ご安心ください。
木村晴子iSeePasswordサポートチームのメンバーであり、Windows業界に情熱を持ち、Windows関連の問題をサポートします。
